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着物クリーニング専門きものしみぬき専科

着物クリーニング - 染み抜き(飲み物の染み)

着物の飲み物汚れのクリーニング事例

ビールやジュース、コーヒーなどの飲み物による汚れのクリーニング事例をご紹介します。

事例12. 付下げのクリーニング

付下げのクリーニング

付下げの袖や丸みにシミが付いています。シミの付き方が縦に長く細い形になっています。飲み物のシミの様に思われます。袖丸みの部分は3本ほど縦にスジ状になっています。着物にシミが付いても取ろうとしてはいけません。そのままにして、着物専門のクリーニング店に任せるのが一番良い処置方法です。今回はお客様がシミが付いたのを後で気づいたので、簡単に綺麗に落とす事が出来ました。水性 のシミですので、生地が少し縮んでいましたが、着物をプレスして元通りにしておきました。

事例11. 日本酒のシミクリーニング

日本酒のシミクリーニング

生地は綸子地で光沢があり、赤紫色の地色に染まっている付下げです。袖に大きくシミが付いています。生地に溶け込んで要る様な感じの染みです。シミの種類は大きく分けると二つに区別されます。油性系と水性系です。生地に浸透している様に見えるシミは水性のシミによく見られます。臭いを嗅いでみると日本酒の臭いが少ししました。今回は少し大き目のシミなのでクリーニング洗浄機と水性の溶剤、それにその溶剤が着物に広がるのを抑えるバキュームを使って、きものの染み抜きとクリーニングをしました。水性のシミをクリーニングをすると生地が縮みますので染み抜きをした後は生地を綺麗に戻す仕上げを念入りにする必要 があります。

事例10. ワインのシミクリーニング

ワインのシミクリーニング

鳥取県のお客様です。着物の柄に何本も線の様に染みがついています。前回の結婚披露宴で知らずにワインをかけられていた様です。白い柄のところはよく目立っています。今回、親戚の結婚式に着るためにタンスから出して、この染みを見つけて、私共の処にご依頼を頂きました。
結構、着物全体に広範囲にワインの染みがついているはずです。今回は着物全体をクリーニング洗剤、クリーニング洗浄機、バキュームを使って作業を行いました。作業中、気をつけないといけない所は、やはり柄に染みがついていますので、金彩加工が剥がれたり、白い部分の胡粉が傷んだり、柄の色目が薄くならないようにこれらの部分は機械を使わず、手作業でクリーニング作業を行いました。そして、このお着物を着用後、着物全体を洗う着物クリーニングのご依頼も頂きました。

事例9. ジュースのシミのクリーニング

ジュースのシミのクリーニング

帯にジュースのシミが付いています。知らずにシミがついてしまったようですね。白地の帯なのでよく目立ちます。この帯ですが、結構な使用感があります。帯全体が汚れてくすんだ感じになっています。こんな場合はジュースの箇所だけをクリーニングしても、綺麗にはなりません。帯全体の汚れから取る必要があります。
まずは帯をクリーニングソープとクリーニング溶剤を使い、丁寧に、刺繍の柄の部分に気を付けながらクリーニングします。そして、クリーニング機で帯全体を濯いで、4~5日、自然乾燥します。帯が乾いたら、次に残っているジュースのシミを水溶性の洗剤と水を使いクリーニングをしました。アフターの写真を見てください。新品の帯の様です。帯のくすみの汚れも取れ、生地に光沢が戻っています。ジュースのシミも綺麗に取れて、プレスクリーニングをして仕上げました。

事例8. チュウハイのシミクリーニング

チュウハイのシミクリーニング

帯に飲み物チュウハイのシミが付いています。かなり、シミが広範囲です。このシミを取って欲しいと相談を受けました。帯地のシミを取る場合、帯地は着物地に比べて生地に厚みがあります。生地が厚いため、シミの芯がなかなか取り切れません。
今回は仕立て上がっていた帯を解いての染み抜きクリーニングになりました。仕立て上ったままだと染み抜きクリーニングが上手くできないので、お客様に了解してもらい、帯を染み抜きをしました。まずは石油系のクリーニング溶剤とクリーニングソープを使い、シミの様子を見て、生地が厚いとシミが刺繍の模様にまで付いていますのでクリーニング洗浄機と洗剤とバキュームを使い、シミが残らない様に、生地や刺繍が縮まない様に手際よく、瞬時に染み抜きを行いました。

事例7. 赤ワインと焼肉のたれのクリーニング

赤ワインと焼肉のたれのクリーニング1 赤ワインと焼肉のたれのクリーニング2 赤ワインと焼肉のたれのクリーニング3

紬着物に付いたシミです。着物をクリーニングをして取れない場合は、染み抜きをする依頼です。着物をドライクリーニングしましたが、一緒にこのシミは取れませんでした。このシミは水溶性のシミです。3組の写真を見ますと、上2つのシミと3段目のシミは、シミの種類が違います。写真を見ますと上2枚は、シミが生地に浸透しています。水溶性のシミです。赤ワイン、飲み物のシミです。3段目のシミは生地に張り付いている感じがします。頑固な油性の食べ物のシミです。焼肉のタレです。油性と水溶性の成分が混ざっています。赤ワインのシミが広範囲なので洗剤とクリーニング洗浄機、それにバキュームを使ってシミを取りました。ワインの赤い色素が無くなるまで、ゆっくりと丁寧にクリーニングしました。焼肉のたれのシミはもう一度、クリーニングソープとクリーニング溶剤を使って部分的に染み抜きをして、次に洗剤と水を使って水溶性のシミを取り、酵素クリーニングでたんぱく質を分解処理しました。

事例6. ビールのしみのクリーニング

ビールのしみのクリーニング

袖にたくさんのシミが付いています。飲み物、ビールのシミです。生地にシミが浸透しているみたいです。私共の処ではガード加工もしております。現代では着物のお手入れのことを考えるとガード加工は現代に合っているのではないかと私は思います。タンスから着物を季節ごとに出し入れしないのであれば、ガード加工をしてはいかがでしょうか?水溶性のシミも着物地から弾きますし、油性のシミが付いても着物クリーニングをすれば、染み抜き代がさほど掛からず、着物が綺麗に出来上がります。今回のビールのシミも簡単に落とせます。水溶性のシミが付き難いのですから、石油系クリーニング溶剤とクリーニングソープで 衿・袖口・裾を下洗いして、着物全体をドライクリーニングするだけ、大変綺麗になります。この次のクリーニング工程の水溶性の染み抜きをする必要がほとんどありません。クリーニング代もお値打ちに出来ます。

事例5. 日本酒の染みのクリーニング

日本酒の染みのクリーニング

刺繍の訪問着に日本酒のシミを付けてしまいました。シミが生地に浸透しているのが分かります。お客様も『日本酒をこぼしてしまって』と情報を頂きました。クリーニングの仕事をしていますとそのシミはどんなシミなのかお客様から情報をお伺いします。しかし、情報を頂いたからといって、その情報は鵜呑みにはせず、基本通りのクリーニング工程で染み抜きを行います。まずは基本には忠実にシミを取る事が大事です。今回の日本酒のシミもクリーニング溶剤で油性の染み抜きをして、まず、油分のシミの成分を落とし、続いて、水溶性のシミを洗剤とクリーニング洗浄機を使って落としました。そのほかの注意点としては、やはり、このシミの近くに刺繍の模様があるので、生地が水に反応して、刺繍や生地が縮まない様に最善を尽くしました。

事例4. 赤ワインの染みのクリーニング

赤ワインの染みのクリーニング

大阪、北新地のお客様のお着物です。私共の処に持って来られました。お仕事柄、飲み物のシミ、食べ物のシミ、化粧品のシミなどをお着物に付けてしまいます。訪問着の上前の衿(波柄の下)に赤いシミが付いています。化粧品(口紅)のシミにも見えますが、そうではありません。赤ワインのシミが付いています。シミを拭いた形跡が見られなく、私どもが教えたシミが付いた時の応急の処置を上手くしています。訪問着の生地も傷まずにシミが少し薄くなっています。クリーニングの工程は石油系クリーニング溶剤とクリーニングソープで染み抜きをして、次に水溶性の洗剤と水で染み抜きを行ない、酵素クリーニングでたんぱく質の成分を除去しました。赤ワインの赤の色素が着物から取り切るまで、次の工程に移らないのが今回のポイントです。時間を掛けて赤の色素を取り切りました。

事例3. ジュースの染みのクリーニング

ジュースの染みのクリーニング

ご本人の妹様に借りた七五三の女児用四つ身きものです。衿の部分にジュースをこぼしています。このまま、借りた着物を返すわけにはいかないので、私共のお店に持って来られました。子供さんは活発に動き回ります。結構、衿、袖口、裾など着物が汚れます。クリーニングの工程は、今回、汚れている衿やよく汚れる袖口、裾をクリーニングソープを使い、汚れをブラシでブラッシングして下洗いをし、着物全体をクリーニング機でドライクリーニングし、数日間、着物を乾かし、残ったジュースの衿のシミは水溶性の染み抜きクリーニング方法で落としました。そして、ドライクリーニング用のアイロンでプレスクリーニングをしました。付けてすぐのシミは着物地が傷んでいない限り、綺麗に直すことが出来ます。

事例2. シャンパンの染みのクリーニング

シャンパンの染みのクリーニング1 シャンパンの染みのクリーニング2 シャンパンの染みのクリーニング3

夏用の絽着物です。大阪、北新地のリピーターのお客様が相談に持って来られたお着物です。お仕事柄、お着物をたくさん持っておられるのですが、クリーニングの上手な利用方法をご存知のお客様なのですが、先日、この子(着物)だけが、着物クリーニングされず、何年ぶりかに出て来たそうです^^着物を全て解き、洗い張りをして、お着物の染め替えをオススメしてみましたが、この着物の全体の雰囲気が変わるのが、気が進まないとおっしゃるので、クリーニングと染み抜きをしました。3年ほどたったシャンパンやビール、日本酒の古い飲み物のシミです。油性のシミはクリーニングソープで落とし、着物全体をドライクリーニングをして、数日間、天日の陰干しで乾かし、残った水溶性のシミを洗剤と水とを使い落とし、次にたんぱく質を酵素クリーニングで分解しました。

事例1. ビールや焼酎、白ワインのクリーニング

ビールや焼酎、白ワインのクリーニング1 ビールや焼酎、白ワインのクリーニング2 ビールや焼酎、白ワインのクリーニング3

大阪北新地のお客様のお着物です。着物クリーニングとビールや焼酎、白ワインのシミが付いています。その染み抜きをしました。このお着物には染みが着物に付いてもシミが分かり難い様に染めに工夫がしてあります。タタキ染めとか、吹雪染めといいます。写真をご覧頂いたら、ご覧の通りに着物の柄でシミがごまかされています。ですが、シミが分かり難いと言ってもシミは落とさないといけません。放って置くとシミが取り辛くなりますし。その内、生地も傷んできます。まずは、着物全体をクリーニングして、その後のクリーニングで落とし切れなかったシミをクリーニング洗剤を使って、一つずつ落としました。お仕事柄、衣替えの時期はお着物をお送り下さいます。お着物のチェックもマメにされておりますので、お着物に何か気になる事があれば、すぐにお問い合わせや弊社に足を運んで下さいます。