着物についたタバコの臭いのクリーニング事例
なかなか落ちないタバコの臭いを落とすクリーニング事例についてご紹介します。
事例3. のれんのクリーニング
また、のれんのクリーニングの注文を頂きました。今回もたばこの臭いや手垢、雨の染み、油の染みが酷かったです。
汚れだけを取ることを考えると水と洗剤で洗うときれいにはなりますが、色目が薄くなったり、生地が縮んでしまいます。それでは綺麗にクリーニングしたことにはなりません。なので、石油系の溶剤とクリーニングソープで、まずは大まかな汚れを取ります。そして、残った汚れや染みは生地のエリアごとに分けて洗剤と水を使い、色目が薄くならないように、生地が縮みにくいように注意を掃いながらクリーニングをしました。
事例2. のれんのクリーニング
のれんのクリーニング事例です。リピーターのお客様ののれんです。前回分が気に入って頂いて、また、持って来られました。たばごのヤニ・手垢・雨やほこりがたくさん付いています。今回はのれんを解かずにクリーニング作業しました。まずは石油系クリーニング溶剤とクリーニングソープ、ブラシを使い、入念に洗いました。シミが取れなくてもむきにならず、生地を傷付けないように気を付けました。そして、ドライクリーニングして、乾燥させて、続きて水溶性のシミを洗剤とクリーニング洗浄機を使って、丹念にシミを取りました。最後にドライクリーニング用アイロンでのれんを仕上げて出来上がりです。見違える様にのれんが綺麗になりました。
事例1. 手の汚れ・タバコ・雨・などのクリーニング
のれんの汚れ落としをしました。今回のクリーニングの方法は、いろんな汚れがこののれんには付いています。(手垢・たばこのヤニやニオイ・雨など。)最初、石油系のクリーニング溶剤でこの汚れがどんな風に変化するのかテストしてみます。油性のシミが取れ、少しシミが薄くなりました。もう一度、石油系の溶剤と今度はクリーニングソープを使い、のれんをクリーニング機で全体を洗い、次にのれんを解き、洗剤と水を使いブラシで擦り、水溶性のシミを落としました。後、少し残ったシミを仕立ての裁ち合わせをして、シミを隠し、仕立て直しました。